蒸し料理は、素材の旨みを引き出しながらヘルシーに仕上がる魅力的な調理法。
しかし「せいろを持っていない」「収納場所がない」「使い方が難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、家庭にある身近なアイテムでも、十分に“せいろ風”の蒸し料理が楽しめます。
本記事では、せいろの代わりになる便利な道具を5つ厳選してご紹介。
どれも特別な調理器具を買わずに、すぐに試せるものばかりです。
せいろの代わりになる家庭にあるアイテム5選
それではせいろの代わりになるアイテムを紹介していきますね。
フライパン+耐熱皿+蓋
最も手軽な代用法です。この3つはほとんどの家庭にあるはずです。
深めのフライパンに少量の水を張り、耐熱皿を逆さに置いて食材を乗せ、蓋をして加熱するだけ。
蒸気がしっかり回るので、肉まんや野菜の蒸し料理に最適です。
ザル+鍋+蓋
金属製や耐熱性のザルを鍋にセットし、底に水を張って蒸気を発生させる方法です。
通気性が良く、茶碗蒸しや魚料理にも向いています。
ザルのサイズと鍋の相性がポイント。
シリコンスチーマー
電子レンジで使える便利アイテム。
野菜や鶏むね肉など、短時間でふっくら仕上がります。
洗いやすく、収納にも困らないので一人暮らしにもおすすめです。
炊飯器の蒸し機能
炊飯器に蒸し台が付属している場合は、蒸し器として活用可能です。
さつまいもやプリンなど、じっくり火を通したい料理にぴったり。
自動で加熱調整してくれるのも魅力。
オーブンのスチーム機能
スチーム機能付きのオーブンなら、本格的な蒸し料理が可能。
蒸しパンや点心など、ふっくら仕上げたい料理に最適。
予熱や温度設定が必要なので、少し上級者向けかもしれませんね。
蒸し料理を美味しく仕上げるコツと注意点
ここではせいろの代用品で蒸し料理を美味しく仕上げるコツをと注意点を紹介していきます。
蒸気の逃げ道と密閉性のバランス
蓋をギュッと閉めて蒸気を完全に閉じ込めると吹きこぼれの原因になります。
蓋は少しずらして隙間を作ることで、吹きこぼれずに上手に蒸すことができます。
どうしても吹きこぼれが気になる場合は、蓋と鍋の間に布巾やキッチンペーパーを挟むと、蒸気の逃げ道を作りつつ水滴の飛び散りも防ぐことができます。
水加減と火加減のバランス
水は多すぎず少なすぎないように底に1〜2cm程度が目安です。
少なすぎると空焚きになり、焦げや鍋の破損につながり、多すぎると食材が水っぽくなることも。
火加減は中火から弱火が基本です。
最初に中火で蒸気を立ち上げ、食材を入れたら弱火でじっくり加熱。
強火のままだと水分が飛びすぎてしまうので注意が必要です。
食材の並べ方と切り方
食材は重ねすぎないことが大切です。
蒸気が通りにくくなるため、なるべく一層に並べるのが理想です。
また、火の通りを揃えるため、食材はなるべく同じ厚さ・大きさに切りましょう。
特に根菜類は厚みがあると加熱ムラが出やすいので注意が必要です。
まとめ|家庭にあるもので“せいろ風”蒸し料理を楽しもう
せいろがなくても、工夫次第で本格的な蒸し料理は十分に楽しめます。
今回紹介した代用品は、どれも家庭にあるものばかり。
特別な道具を買わなくても、蒸し料理のレパートリーは広がります。
「蒸す」という調理法は、素材の味を引き出し、健康的で満足感のある食卓を作ってくれます。ぜひ、今日から試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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