スーツケースの「トップオープン」は不便?デメリットと上手な使い方・選び方を徹底解説

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出張や旅行で使うスーツケース。最近は「トップオープン(上開き)」タイプが人気を集めています。

ベッドの上でも荷物を出し入れできたり、電車内でも開けやすかったりと、一見すると便利そうな印象ですよね。

しかし実際に使ってみると、「思ったより使いづらい」「収納力が足りない」と感じる人も少なくありません。

この記事では、スーツケースのトップオープンタイプの“デメリット”を中心に解説しつつ、使い方のコツや、ほかのタイプを選ぶならどれが良いのかも紹介します。

購入前に読んでおくと、後悔のない選び方ができるはずです。

トップオープンは便利だけど、向き・不向きがはっきりしている

トップオープン型は、荷物の出し入れがしやすいという長所がありますが、収納力や安定性の面では弱点もあります。

つまり、使う人のスタイルによって“便利にも不便にもなる”タイプなのです。

出張や1〜2泊の旅行では軽快に使えますが、長期旅行や家族旅行ではストレスを感じるケースも。

ここからは、その具体的なデメリットと対策を順に見ていきましょう。

収納スペースが狭く、荷物が入りにくい

トップオープン型は、フタを上方向に開ける構造のため、内部の形状に制限があります。

その結果、同じサイズのスーツケースでもフルオープン型に比べて容量が小さくなる傾向があります。

厚手の服や靴を入れるとフタが閉まりづらくなることもあり、「あと少し入れたいのに入らない」と感じる人が多いようです。

対応策:
圧縮袋や仕切りポーチを使い、立てたままでも中身が整理できるよう工夫しましょう。

荷物が少ない出張や短期旅行なら、この容量でも十分使えます。

開けるときに倒れやすく安定しにくい

トップオープン型のもう一つの弱点が「安定性」。

立てたまま開けると、重心がズレてスーツケースが倒れることがあります。

特に中身が偏っていると、フタを開いた瞬間にバランスを崩すことも。

電車内や通路で開けるのには不向きです。

対応策:
開くときは壁やベッドの端に背面を寄せ、支えながら使うのがコツです。

もし立てたまま頻繁に開けたいなら、「フロントオープン型」スーツケースを選ぶ方がストレスなく使えます。

中身が見渡しにくく整理しづらい

トップオープン型は、前面上部の一部だけが開く構造のため、スーツケースの内部全体を見渡せないという欠点があります。

上部の限られた範囲から荷物を出し入れするため、下に入れた荷物を取り出すには、結局中をかき回すような形になってしまうことも。

旅行先で「どこに入れたっけ?」と探す手間が増えるケースもあります。

さらに、構造を維持するために、内側に仕切り板や支えのフレームが入っている場合があり、収納スペースが細かく分かれてしまうこともあります。

このため、大きな衣類や土産物などをまとめて入れるのが弱点です。

対策:
ポーチや小分け袋を使って、上段・中段・下段のように用途別に整理するのがポイント。

頻繁に出し入れする小物をトップ側に、衣類などかさばるものは底部にまとめると使いやすくなります。

トップオープン型を選ぶなら、こんな使い方がおすすめ

トップオープン型は、「立てたまま少しだけ開ける」ことが得意なタイプです。

たとえば、

・出張先でノートPCや資料をすぐ取り出したいとき
・車移動が多く、トランク内でさっと荷物を出したいとき
・1〜2泊の短期旅行で、頻繁に荷物を取り出すとき

こういった用途では、他のタイプよりも快適に使えます。

荷物全体を出し入れするよりも、「必要なものをスマートに取り出す」ことに向いているタイプといえるでしょう。

ほかのタイプを選ぶならどれが良い?

もし「収納力」や「安定性」を重視するなら、次のタイプも検討してみるといいかもしれません。

・フルオープン型(中央で左右に開くタイプ)
 →収納力が高く、衣類や靴をまとめて整理しやすい。長期旅行向け。

・フロントオープン型(前面全体が開くタイプ)
 →立てたままでも広く開けられ、ノートPCや書類を入れたいビジネス利用に最適。

自分がどんなシーンでスーツケースを開くことが多いかを想像すると、最適な形が見えてきます。

まとめ

トップオープン型スーツケースは、前面上部の一部が小さく開く構造ゆえに、収納力や安定性に制約があります。

しかし、短期旅行や出張のように「必要なものだけを素早く取り出したい」人にとっては非常に便利なタイプです。

すべての荷物を頻繁に出し入れする人には不向きですが、使う場面を見極めれば、トップオープン型はむしろ賢い選択になります。

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