9月16日に菅内閣が発足しましたね。
今回の組閣では菅義偉総理の肝いりでデジタル庁の新設を目指し、担当大臣には5月の国会審議中に「ワニ動画」を閲覧していて有名になった平井卓也衆議院議員が起用されました。
以前、朝日新聞では「作曲もこなす元電通マン」と紹介されているようですが、平井卓也デジタル担当相の経歴や派閥、選挙区である香川のご実家についても調べてみました。
平井卓也議員の経歴は?
まず、平井卓也議員のプロフィールを見ていきましょう。
デジタル改革担当大臣として、菅内閣の一員に加えていただくことになりました。地元の皆さまのご支援のおかげであり、そのご恩に報いるためにも全身全霊で職務に励む覚悟です。https://t.co/NNyc9XuS0J #平井卓也 #自民党 #デジタル改革担当大臣 pic.twitter.com/evMzVZjD8E
— 平井卓也(ひらいたくや) (@hiratakuchan) September 16, 2020
・名前 平井 卓也(ひらい たくや)
・生年月日 1958年1月25日
・選挙区 香川県第1区
・当選回数 7回
学歴・衆議院議員選挙について
平井卓也さんは高松第一高等学校卒業、上智大学外国語学部英語科を卒業し、1980年に電通に入社しています。しかし6年後の1986に電通を退社しています。
1987年11月に父平井卓志(元労働大臣)の跡を継ぎ、29歳の若さで西日本放送代表取締役社長に就任し1999年まで務めています。
また1995年4月には、これも父平井卓志さんの跡を継ぎ、37歳で高松市内の私立高校では最も古い歴史を持つ高松中央高等学校理事長に就任しています。
衆議院議員への挑戦は、1996年に第41回衆議院議員総選挙に新進党公認で香川1区から出馬しましたが敢え無く敗戦。
続く2000年の第42回衆議院議員総選挙には無所属で同じ香川1区から出馬し、初当選します。そしてこの年に自由民主党に入党しています。
その後の2003年からは自由民主党から公認を得て現在まで、途中選挙区で敗北し比例区で復活当選することは1度あったものの連続して当選を重ねています。
衆議院議員としての活躍
衆議院議員としての科学技術関連の主な活躍としては、2005年の第3次小泉内閣では内閣府大臣政務官(科学技術政策、食品安全及びIT関係政策等担当)に、2009年には自由民主党ネットメディア局局長になり、併せてネット選挙に備えて設立された自民党ネットサポーターズクラブの代表も兼任しています。
そして2018年には第4次安倍改造内閣で情報通信技術(IT)政策担当大臣として初入閣しています。そして今回もデジタル改革・IT担当大臣として入閣しています。
衆議院議員になってからの大半をIT関連の政策などに関わっているので、今回のデジタル改革・IT担当大臣にはうってつけなのではないでしょうか。
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平井卓也議員の派閥は?
平井卓也議員の派閥については、現在は岸田派に所属してますが、2010年5月に一旦派閥を退会しています。
その理由としては、
2009年の総選挙で自民党は結党以来の歴史的な大敗北を期しました。私は、自民党に対する国民の期待が萎み、信頼がなくなった結果だと受け止めました。衆議院議員が僅か119名になった自民党には、本当に生まれ変わるための解党的出直しが必要でした。今までのしがらみを断ち切って、挙党態勢で新しい枠組みをつくるためには、既存の派閥単位ではなく、「自民党が一丸となって自己改革をすべきだ」と考えたのが当時派閥を退会した理由でした。
平井卓也議員の公式ブログより引用
このように一旦派閥を退会していますが、2015年に宏池会(岸田派)に再入会しています。
その理由としては、
野党時代の3年間を経て、自民党も派閥も、そして一人ひとりの議員の志も大きく変わったのです。そして、地元香川県の事を考えた時に、ありとあらゆる政策分野で皆さま方にご恩返しをするとしたら、もう一度宏池会に戻り、大平元総理の志を受け継いで頑張ることが、皆さまの期待に応える道ではないか、と考えこのような決断に至った次第です。
平井卓也議員の公式ブログより引用
と語っています。
平井卓也議員の実家は香川の名門でメディア王?
平井卓也議員の実家は三代続けて国会議員を輩出し、四国新聞、西日本放送のオーナーとして県内のメディア業界に君臨する香川県屈指の名門です。
平井卓也議員の祖父平井太郎氏は、ラジオ四国(現在の西日本放送)の創設者であり、このほかにも四国新聞社社長、四国電力取締役等を歴任しています。そして、参議院議員も4期務め、郵政大臣にもなっています。
平井卓也議員の父平井卓志氏は、平井太郎氏の秘書を務めその後長女と結婚し娘婿となっていますが、平井卓志氏も平井太郎氏の死後、四国新聞社社長に就任し、平井太郎氏の地盤を引き継いで参議院議員に立候補して当選。その後5期連続当選し、労働大臣も務めています。この間、西日本放送代表取締役社長にも就任しています。
平井卓也議員の母平井温子さんは四国新聞社社主を務めています。
平井卓也議員の弟平井龍司氏は四国新聞社代表取締役兼最高経営責任者(CEO)、西日本放取締役を務められています。
祖父、両親、兄弟の役職がすごいですね。香川県のメディアを牛耳っているといっても過言ではないですね。
まとめ
今回デジタル・IT担当大臣に就任した平井卓也議員について取り上げましたが、本当にすごい名門の御曹司なのですね。調べながら感心するばかりでした。
デジタル改革・IT担当大臣は菅総理の肝いりで起用されているようですし、今後必要なってくる分野です。平井卓也大臣の活躍を期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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