民主党政権時は、環境大臣や原子力関係の内閣府特命担当大臣に任命されていた細野豪志衆議院議員ですが、2019年1月に自民党二階派に入会し波紋を呼んでいましたね。
安倍政権から菅政権へと変わりましたが、2021年10月までには衆議院選挙が確実に行われます。そうすると細野豪志衆議院議員が自民党の会派に入会したことにより、同じ選挙区の議員はどうなるのでしょうか?
今回は「細野豪志衆議院議員の選挙区はどこ|自民党入りで選挙区は大混乱」と題してまとめました。
細野豪志衆議院議員の選挙区は?
細野豪志議員の選挙区はどこでしょうか?
現在の細野豪志議員の選挙区は静岡県第5区になります。
静岡5区の区域は(三島市、富士市(旧富士川町域を除く)、御殿場市、裾野市、伊豆の国市(旧伊豆長岡町域)、田方郡、駿東郡小山町)で有権者462,000人ほどになります。(2020年現在)
しかし、細野豪志議員が衆議院議員に初当選した2000年当時は現在と区割りが違いました。
当時の細野豪志議員の選挙区は旧静岡県第7区であり、区域も三島市、田方郡、熱海市、伊東市、下田市、賀茂郡と大幅に違いました。この旧静岡県第7区は2002年の公職選挙法の改正で消滅していて、現在の静岡県第7区とはまったく別の地域です。
細野豪志議員は、この選挙区で2000年6月の初当選以降6回連続当選しています。
では、細野豪志議員の自民党二階派入りで静岡第5区はどうなるのでしょうか?
静岡県第5区の状況
2002年以降の現在の静岡県第5区での衆議院議員総選挙では、細野豪志さんと自民党の斎藤斗志二さんが2003年、2005年、2009年の3回争っていました。
しかし、いずれも選挙区では細野豪志さんが勝利しており、斉藤斗志二さんは2003年、2005年は比例区で復活当選していますが、2009年の総選挙では比例復活もならず、そのまま政界を引退されています。
斎藤斗志二さんの跡を引き継いだのが吉川赳さんです。
吉川赳さんは、1982年生まれの現在38歳。
吉川赳さんの父は静岡県議会議員の吉川雄二さんで、大東文化大学法学部卒業後は宮沢洋一衆議院議員や岩井茂樹参議院議員の秘書を務めていました。
吉川赳氏も2012年、2014年、2017年と細川豪志氏に挑みますが、いずれも敗北。
2012年は復活当選できたものの、あとの2回は復活当選すらできませんでした。(しかしその後2019年2月に繰り上げ当選しています)
細野豪志さんって選挙には強いんですね。
これだけ選挙に強いのに、正式に自民党に入党されては吉川赳議員もたまったものではないですよね。
細野豪志議員の自民党入りで選挙区は大混乱?
細野豪志議員が、無所属のまま自民党の二階派に入ったことにより選挙区の静岡県第5区では混乱が起こっているようですね。
現在の選挙区支部長は、吉川赳議員が務めていますが自民党の公認を巡って両陣営が早くもつばぜり合いを演じているといいます。
細野豪志議員の後ろ盾は、何といってもあの二階幹事長ですからね。吉川赳議員もうかうかしていられません。
次の総選挙では両者に公認は出さず、無所属で戦わせ買った方を追加公認するなんてこともあるかもしれません。
事実、2007年の総選挙では、埼玉11区、山梨2区がこの方式をとっています。
この方式をとられると、両者とも無所属での立候補となるため比例復活の道がありません。負けた方は落選し”ただの人”になってしまいます。
吉川赳議員を支えている地方議員や支援者の細野豪志議員への反発は相当なものでしょうね。
まとめ
今回は「細野豪志衆議院議員の選挙区はどこ|自民党入りで選挙区は大混乱」と題してまとめました。
次の衆議院の総選挙はいつになるか分かりませんが、細野豪志議員の処遇については注目していきたいです。二階幹事長が関わっているだけに余計に目が離せませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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