菅官房長官の派閥はどこか。なぜ無派閥でいるのかその理由は?

政治

7月28日に安倍総理大臣が辞任の意向を示しましたね。

第一次政権に続き、持病の潰瘍性大腸炎の悪化ということで、再び任期途中での退任はさぞや無念だったと思います。今後は体調に留意され残り僅かですが残りの任期を全うされることを願います。大変お疲れさまでした。

安倍首相の退陣により自民党総裁選に誰が出るのか注目されていますが、ここへきて菅官房長官が総裁候補へ立候補するというニュースが飛び込んできました


今回の総裁選については、二階幹事長は緊急時ということもあり両院議員総会で決めようとしていますが、両院議員総会になれば地方票が大幅に減ることになるため、派閥の意向で大きく左右されそうです

菅官房長官の派閥はどこなのかと言えば、以前は派閥に所属していましたが現在は無派閥です。

なぜ無派閥なのでしょうか?気になったので調べてみました。

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菅官房長官の派閥はどこなのか?

菅官房長官は国会議員になってからずっと無派閥なのでしょうか?

菅官房長官のプロフィール

名前 菅義偉(すが よしひで)

生年月日 1948年12月6日

選挙区 神奈川2区

衆議院議員在任期間 1996年10月21日~

当選回数 8回

菅官房長官は以前は派閥に所属していた?

菅義偉さんは1996年の第41回衆議院議員選挙に神奈川2区から自民党公認で出馬し初当選しています。

当選後は故小渕恵三さんが率いていた平成研究会(小渕派)に属していましたが、1998年の自民党総裁選では、師と仰ぐ梶山静六さんを支持し同派閥を退会しています。

この時の自民党総裁選は、第18回参議院議員通常選挙(7月12日投開票)で自民党が大敗し、橋本龍太郎首相が引責辞任をしたことにより行われています。

この時自民党の最大派閥である最大派閥の平成研究会(小渕派)では、橋本龍太郎さんの退陣及び、後継に会長の外務大臣の小渕恵三を推すことで一致していましたが、これに反発した梶山静六さんとともに菅義偉さんも同派閥を離脱しています。

ちなみにこの時の総裁選では、小渕恵三さん、梶原静六さん、小泉純一郎さんで争われました。

小渕恵三 225票

梶原静六 102票

小泉純一郎 84票

この時菅義偉さんが推した梶原静六さんは破れています

その後は宏池会(当時の派閥の長は加藤紘一さん)に所属しています。

しかしここでも、菅義偉さんは2000年11月20日の衆議院本会議に向けて、野党の提出した森喜朗内閣不信任決議案に同調しようとした「加藤の乱」では、加藤紘一さんと行動をともにしていますが、鎮圧されて失敗。その直後に加藤派が分裂すると今度は反加藤の堀内派、その後の古賀派に入会しています。

そして2006年の総裁選では安倍晋三さんを担いで奔走し、その功労でか、第一次安倍内閣ではわずか当選4回で総務大臣に就任しています。しかし、第一次安倍内閣はわずか1年で総辞職しました。その後の総裁選でも、古賀派が推す福田康夫さんではなく麻生太郎さんを担ぎ、またしても敗北の憂き目にあいます。

福田内閣の総辞職を受けた総裁選では再び担いだ麻生太郎さんが勝利し、麻生政権を支えましたが、翌2009年の衆院選では結党以来の大惨敗を喫し、自民党は野党に転落してしまいます。

麻生総裁辞任後の総裁選では古賀派を脱会し、河野太郎さんを担いで奔走したものの、谷垣禎一さんに敗北しています。

このあとはどこの派閥ににも属さず、無派閥でいるようです。

 

以前、菅グループ(自民党)のメンバーは誰?派閥とグループの違いは何?という記事を作っていますので併せてご覧ください

菅官房長官はなぜ無派閥なのか?

菅義偉さんは現在は無派閥ですが、国会議員になって以来多くの派閥に所属してきました。

しかし、その時々の自民党総裁選において所属する派閥の意向に従わず、その時に最善だと思う人間を担いできています。しかもその担いだ人たちがほとんど破れています

そういう意味では、勝ち馬に乗れない人物なのかとも思われますね。

こういった経緯から、もしかすると受け入れてくれる派閥が無いのかもしれませんし、あるいは自分の政治家としての理念にあう政治家や派閥が見当たらないのかもしれません。

しかし、自民党総裁選ではほとんど勝ち馬に乗れていませんが、政治家としては、第二次安倍政権の官房長官として手腕をふるってきました。

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菅官房長官の派閥はどこ?のまとめ

菅義偉さんは衆議院議員に初当選以来、小渕派→加藤派→堀内派→古賀派と渡り歩き、現在は無派閥となっていますが、政治家としては上でも触れましたが有能な方だと思います。

8月31日現在では、自民党総裁選への正式な出馬表明はされていませんし、今後どのように自民党総裁選が行われるかも不透明な部分がありますが、日本の将来を担える人物を選んで欲しいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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