元農林水産大臣の吉川貴盛衆院議員が、鶏卵生産販売会社の元代表から現金を受け取ったとされ、問題になっていますね。
いつになったら政治家と黒い金は断ち切れるのでしょうか?
今回は、「吉川貴盛元農水相の派閥や経歴は、次男ごり押し騒動」についてまとめました。
吉川貴盛元農水相の経歴は?
自民党の吉川貴盛元農林水産大臣が、大手鵜卵生産メーカーアキタフーズから現金数百万円の政治献金を受け取っていたと言う話ですが、何も驚きませんね。だって、自民党は犯罪者の巣窟ですからね。#もううんざりだよ自民党#自民党は利権と汚職まみれ#自民党は犯罪者集団https://t.co/yR57LLEqgO
— 越後屋竜魔【打倒独裁政治】 (@NZ5mD5e4aTH4Cuf) December 1, 2020
吉川貴盛元農水相の経歴についてみていきます。
名 前:吉川 貴盛(よしかわ たかもり)
生年月日:1950年10月20日
選挙区:北海道2区、比例北海道ブロック
当選回数:6回
吉川貴盛議員は東京都で生まれますが、生後間もなく北海道余市郡余市町に転居しています。
高校は北海道日本大学高等学校を経て日本大学経済学部を卒業し、大学卒業後は鳩山威一郎・鳩山邦夫の秘書を務め側近として行動するようになりました。
鳩山威一郎さんは元外務大臣で、民主党下で総理大臣だった鳩山由紀夫・邦夫兄弟の父親にあたります。
1978年に北海道議会議員に初当選し、その後3期務め、1996年には第41回衆議院議員総選挙に北海道2区から出馬しますが惜しくも敗北。しかし、比例復活で初当選しています。
ただその後は当選・落選を繰り返していて、選挙では苦労していますね。
そんな吉川貴盛議員も2018年10月から約1年間安倍内閣で農林水産大臣を務めます。
ただ、吉川貴盛議員は根っからの農林族ではなかったため、存在感をあまり発揮できなかったようですね。それに当時問題になっていたTPPについてはもともと参加反対の立場をとっていて、大臣になったことで180度態度が変わったと、地元では節操がいないと反感を示されていたようです。
それに当時の日本の農業界はアメリカとの交渉を控えていましたが、交渉のトップは茂木敏充経済再生担当相(現外務大臣)が務めていて、吉川貴盛農水相には実権がありませんでした。
吉川貴盛議員が農水相になったのは、官邸の自分たちと距離の近い吉川貴盛議員を就けた方がよいとの判断だったようです。
茂木敏充議員について書いた記事がありますのでよければこちらもご覧ください。
吉川貴盛元農水相の派閥は?
吉川貴盛議員の所属する派閥は二階派です。
二階派にまつわる記事を書いてありますのでよろしければこちらもご覧ください。
二階派の不祥事議員まとめ|不倫で話題のあの人も在籍していた!
平沢勝栄議員が復興大臣として入閣したのに伴い、吉川貴盛議員が二階派の事務総長に就任していました。
しかし、12月2日に体調不良を理由に事務総長の役職を辞任の意向だと言われています。
表向きの理由は体調不良なのでしょうが、本当はアキタフーズから現金を受け取った疑惑で東京地検特捜部の捜査が吉川貴盛議員へも及んできたのでしょう。
次男ごり押し騒動ってなに?
次男ごり押し騒動とは、当時吉川貴盛議員は自民党の北海道連会長をしていたのですが、2019年4月の北海道議選で、自分の次男統勝さんを自分の地盤の札幌東区に擁立しようとしたのです。
札幌北区には吉川貴盛議員の長男・隆雅さんが県議として3期目を迎えようとしていました。
次男統勝さんを擁立したことで周りからの反発を受けていたにも関わらず、公認を与えた翌日になんと次男統勝さんを自らの政務秘書官に就任させたのです。
これにはあまりにも身びいきが過ぎると批判が上がり、また地元公明党との関係悪化も危惧されたため、結局は次男統勝さんの公認は取り下げざるを得なくなってしまいました。
ちょっとやりすぎですよね。
吉川貴盛さんの息子さん達についても記事ありますのでよろしければこちらもご覧ください。
吉川貴盛元農水相の息子は|長男が後継者として衆院選に出馬する?
まとめ
今回は「吉川貴盛元農水相の派閥や経歴は|次男ごり押し騒動って何をやらかした」と題してまとめました。
吉川貴盛議員の疑惑については、今後捜査で明らかになってくると思われます。
早く事実が公になり捜査が進むことを期待します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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