商工会議所とか商工会って一度は耳にしたことがあると思います。またそこで働く職員さんたちを公務員だと思っている人も結構いるようです。
そこで今回は、「商工会議所（商工会）職員は公務員ではないの？｜違いは何」と題して、商工会議所や商工会と公務員との違いについてまとめました。
商工会議所、商工会とは
商工会議所、商工会と公務員の違いを見る前に、商工会議所と商工会の違いについてみておきます。
商工会議所も商工会も地域の事業者が会員となって地域発展を目指すための団体で目的にはさほど大きな差はありません。
ただそうは言っても、違う組織であるのは間違いないので、主な違いを表にまとめました。
| 商工会議所 | 商工会 | |
| 根拠法 | 商工会議所法 | 商工会法 |
| 管轄官庁 | 経済産業省経済産業局 | 経済産業省・中小企業庁 |
| 管轄区域 | 市・特別区の区域 | 町村の区域 |
| 主な事業内容 | 中小企業支援・国際活動支援 | 経営改善普及事業 |
| 会員の規模 | 小規模事業者～大企業 | 中小企業や個人事業主 |
商工会議所と商工会の大きな違いは、管轄区域が違うくらいですね。
事業内容が商工会議所は事業所の国際化の支援などがありますが、中小企業の支援とという点では両社とも同じですね。
商工会議所、商工会の職員は公務員ではない
上で見てきたように、商工会議所・商工会の職員は法律によって設立された「特別認可法人」であり、そこで働く職員も公務員ではありません。
ただ、資金に限りはあるものの、国や自治体からの援助に加え、法律や制度のバックアップも受けながら活動をしているため、そこで働く職員を公務員と勘違いするのも無理はないかもしれません。
商工会議所・商工会は法律によって設立されているため、民間企業の倒産といったようなことは、可能性としてほとんどないでしょう。こういったところも公務員と似通っていますね。
ただ、商工会議所・商工会も、自治体の公務員と同じように地域に貢献する仕事をしていますが、給与などの待遇面では見劣りしますね。
商工会議所・商工会の職員給与は、公表されていないため詳しくはわかりませんが、地域差もあると思いますが、公務員と比べ１～２割ほど低いようです。
まとめ
今回は「商工会議所（商工会）職員は公務員ではないの？｜違いは何」と題してまとめました。
仕事内容は似通っていますが、身分や待遇はやはり違いますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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